正源宗之の雑歌詩集

私が詩と出会ったのは今から半世紀以上前二十歳前後だったと記憶している 時を経てまた 思いつくまま気の向くままに 趣味の一つとなりし事 幸いと思う

平面と空間

平面に線を描くいつかどこかで交差する

其れがどんなに広くともいつかどこかで交差する

君は此の平面のどこかにいる

君と交差する地点まで

其れがどんなに遠くとも君を求めて
 
君も求めているだろう

それが出会いと言うものかも

それとも君は私を避けて

此の広い果てしない空間に飛び立ったのか

追い求めても交差するのが分からない

手ごたえさえもしないであろう

空間とはそんな所かも知れない

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