正源宗之の雑歌詩集

私が詩と出会ったのは今から半世紀以上前二十歳前後だったと記憶している 時を経てまた 思いつくまま気の向くままに 趣味の一つとなりし事 幸いと思う

2020-02-13から1日間の記事一覧

父の死と詩

東京2020オリンピックが決定したその日父は「そこまで生きていられるものか」と口にします。 そしてその言葉は予言となり90歳をわずかに前にして、令和元年初冬に旅立ちました。 三七日の日探し物をしていた私は3冊のファイルを見つけます。 そこにはワ…

叫び

この詩を見つけた時の気持ちを言葉に表現することができません まさしく家の座敷を感じ、奥の間と呼ぶ間の縁側のサッシが開いている 掃除機をかけているのは私だ 父が病院から帰ってくる準備をしている 家には私ひとりだ 父よあなたはいつもの寝間にもう帰っ…